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【ストーリー】「不眠症の不眠症による不眠症のためのコント教室」

その部屋には眠れない男が4人いる。彼らは全員不眠症。
もちろん不眠症であることは、お互い知っている。彼らはいわば眠らないことで一致団結している。
することと言えば他愛もない会話。「見たことのない映画の話」とか「どうやったら世界を征服できるかとか」とか「女のこと」とか。そういう眠たくなるような話だ。しかし誰も眠くはならない。
ひとりの仕事が「役者」であることが発覚する。そこから事態は動き出す。彼はそそのかされるまま若い時の代表作の探偵役を演じはじめる。

「動物の医者」だと言う男は、動物を何匹も殺してきた。安楽死とはいえ、それは気の進む仕事ではなかった。ラジオでは「動物が何匹も虐待された事件」が流れている。これは彼の行ったことなのか?

「ただのしがない会社員」は、幻覚の中「鳥」になり、「大統領」になり、「宇宙人」になる。本当に彼は「ただのしがない会社員」なのか?

「もしかしたらここはUFOの中なんじゃないか?」そういえば宇宙人に誘拐された(アブダクション・ケースって呼ばれらしい)って言う人の大半は、記憶のねつ造らしい。自分ですらそれに気づかない。でもさ、ここがUFOの中じゃないって誰が説明できる?

関係性は次々と変わり、主従関係はむちゃくちゃになっていく。
本当に僕たちは、不眠症の人間なのか?それとも何か別のつながりがあるのか?

「そういえばさ、僕たち、会ったことあるよね、ずいぶん昔のことだけど。」


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