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【イベントレポート】池田修三展「センチメンタルの青い旗」

9/20(金)から10/7(月)までの18日間にわたって開催した、池田修三展「センチメンタルの青い旗」。秋田県出身の木版画家、故・池田修三さんの作品原画108点を展示した、関西初の大規模な展覧会となりました。

HEP HALLを彩った展示風景をすこしご紹介。(クリックで拡大します)

本展のプロデューサーであるRe:Sの藤本智士さんが構成した今回の会場展示では、「おんなのこ」「おとこのこ」「いきものたちと」「おとがきこえる」など、数ある修三さんの作品をモチーフごとに分類。それぞれの対象に向けられた修三さんの温かいまなざしが感じられる展示に仕上がりました。
生前の修三さんご本人の手で制作されたとても貴重な原画ですが、あえてガラスやパーテーションなどをいっさい使わず、生の原画に限りなく近づいて観てもらえる展示方法をとったことからも「じっと目を凝らして、修三さんの高い技術と刷りにこめた気持ちをじっくり鑑賞してもらいたい」という藤本さんの思いが伝わります。

会場内には原画のみならず、木版の実物や下絵スケッチも展示。とくに木版は、直接見てみると思いのほか深く彫られていることに驚いたひとも多いのでは?
「版画は本能的にパッパッと仕事をやるような人には不向き。コツコツと積み上げていかねばなりませんし(中略)下絵の段階からきちんと計算にいれてやらないといけない、制約も抵抗も多い表現手段です」という修三さんの言葉にもあるように、とてつもない手間と労力、それでいて繊細であることが求められる大変な仕事です。彫刻刀の跡としみついた絵の具が、ひとつひとつ丁寧につくられた作品の息づかいを、よりいっそう感じさせてくれます。

ホールを出る頃にはすっかり修三さんの作品世界の虜になってしまう、そんなすてきな展示を観終わったあとは、目移り必至の物販コーナーへ!
展覧会オリジナルグッズがずらり勢ぞろい。一番人気はやっぱりポストカード!家族や友達へのプレゼント用にと、何枚も買って行かれる方が大多数でした。秋田の人々がお互いに贈りあったという修三さんの作品、実際に作品を観ると、誰かにあげたくなるその気持ちがとてもよくわかる気がしますよね。

そのほか、展覧会開催にあわせて刊行された修三さん初の作品集『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』や、池田修三さん×刷り師・小林義昭さん(竹芳洞)さん×Re:Sによるプロジェクト『池田修三 小品コレクション』も。
小品コレクションは、版木が残っている作品からシーズンごとに6点ずつ選び、小林さんの手によって新たに刷られた版画を数量限定で販売していくあたらしい試み。生前の修三さんが願ったように、できるかぎり価格をおさえた手頃に買える木版画となっています。実物を見て買えるレアな機会ということで、ディスプレイのまえでうんうん悩むお客さんの姿を毎日たくさん見かけましたよー。

会期中、そして終わったあとも、たくさんの方に展覧会の感想をいただきました。あらためまして、ほんとうにありがとうございました!
感想に関する記事をまとめました。こちらもぜひご覧ください。
★アンケートはこちら!
【みなさんのこえ】池田修三展「センチメンタルの青い旗」(1)
【みなさんのこえ】池田修三展「センチメンタルの青い旗」(2)
【みなさんのこえ】池田修三展「センチメンタルの青い旗」(3)
★感想ツイートはこちら!
池田修三展「センチメンタルの青い旗」大阪展 感想まとめ – togetter

また、大阪展でおこなわれた関連イベントのレポートもあります。
【イベントレポート】池田修三展 木版画ワークショップ
【イベントレポート】池田修三展トークイベント「池田修三ファンの会」

名残惜しくも大盛況のうちに終了した池田修三展ですが、今回のHEP HALLでの大阪展を皮切りに、全国各地への巡回が決定しています。2014年春までに東北や九州で開催、その後もぞくぞくと増えていくようです。これをきっかけに、修三さんとその作品の魅力が日本中に広がっていきますように◎
最新情報はオフィシャルサイトをチェックしてくださいね。
池田修三オフィシャルサイト


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