【イベントレポート】Music Jacket Gallery2009マニアトーク。
昨日はミュージックジャケットギャラリーの会場内で、スペシャルトークイベントがありました。その道のプロたちがどういう想いで音楽を、ジャケットを見つめてるか。それはもう興味津々です。お~!と感嘆の声をあげたり、まったく付いていけないところもあり、ナイスマニアックでした。
左からフカミマドカさん、横山憲さん、信藤三雄さん、面白進行役FM802の谷口さん。
信藤さん以外、同じボーダーシャツでの合わせ技。
信藤さんの音楽関係のデザイナーとしての出発点になったユーミンとの出会いや、ミスチルの名曲「イノセントワールド」を手がけたときのこと。そして、最近のお仕事からはMISIAやキャプテンストライダムの今月発売されたばかりの11th Single『ブギーナイト・フィーバー』のジャケットやPVのお話。このPVの主役はあの亀田パパで、すごいインパクト大です。それもすべて信藤さんのお仕事。今興味があること、アーティストの歌詞や想い等いろいろな角度から作品は生まれます。そのほかピチカート・ファイヴ、エレファントカシマシとの仕事のお話など、このトークがBARで繰り広げられているのなら、耳をダンボにして終わりなく居座ることでしょう。やっぱり、『音楽が好き』という当たり前のことだけど、それがないと伝わらないし、アーティストもそういう人と作品を作りたい、ということ。今はデータ配信で曲を買うのも便利だけれど、手にとってCDを感じる、っていう楽しみも忘れたくない、ですね。
最後には各々が好きなジャケットを持ってきてご自慢大会です。どこで売ってるんですか?という珍しいものばかりから、今でもデザインの目標にされるもの等いろいろ。何十年も音楽を愛し続けてきた人たちの愛はほんとに深いです。
横山憲さんがおっしゃってましたが、怖い系のジャケットのフリージャズには当たりが多いそうです(笑)それこそジャケ買い。フリマや中古レコード店でフラリと見るの楽しいですよね。買ったけどあんまり好みの音じゃなくっても、ジャケットを見るとパワーが出るもの、とかありますよね。トータルですきといえるキャッチーさ。
フカミマドカさんは、CDももちろんいいのだけど、LPのいいところはジャケットに情報がたくさん詰まっていても、それがすべて伝わる、というようなことをおっしゃっていて、ナルホド~です。あの大きさがいいんですよね。飾り甲斐もある。
タモリ倶楽部のごとく、自分は知らなくても、丁寧にマニアックな話をしているを見るのは面白い!そんなイベントだったと思います。ご来場の皆様ありがとうございました。
◆コンテムポラリー・プロダクション 信藤三雄公式HP
◆フカミマドカさんブログ
新人発掘、CDの制作と多くの顔をもつ音楽仕掛け人フカミマドカさんのブログ。
◆JAZZ BO RECORD MART 公式HP
横山憲さん(三大ヨコヤマケンのお一人)が店主を務めるミナミの鰻谷にある大阪イチマニアックなレコード店。選りすぐりのおもしろレコードがいっぱいです。
◆FM802