劇団千年王國を観てきました
昨日、in→dependent theatre 1stへ
劇団千年王國 音楽劇「イザナキとイザナミ」を観に行ってきました。
劇場プロデューサー・相内さんが3年前に大きな衝撃を受けた公演。
はるばる北海道より、とうとう大阪へやってきました!(10/6まで)
「若手演出家コンクール2005」最優秀賞・観客賞受賞作品にも
輝いたこの作品。
出演者はお2人ですが、楽器演奏などで表現されていて、
1人芝居のようなもの。
その楽器や声色がほんと多種、民族楽器やツボのようなものまで。
内容は古事記のお話で、そんな自然でやわらかい音たちが
みごとに感情を表現するんですね。
そして、女優さんの衣装・動き・髪型など、全てが最大限に使用されていて、
美しいイキモノがそこに居る!という気持ちでした。
公演が終わったあとに、作・演出の橋口さんとインディペンデントシアターの
プロデューサー・相内さんによるアフタートークがありました。
橋口さんからは、いろんなお話がたくさん出てきて、
この人と飲みに行ったらさぞ面白いだろうなぁ~!と(笑)
北海道の劇団ではあるけれど、橋口さん自身は元々は宮崎出身で、
幼少期に聞いたおばあちゃんの寝物語が「古事記」だったそう。
それにビックラこきました。
そして、相内さんも北海道出身。
地元にはどんな劇団が活躍してるのか?というのが最初だったそうです。
橋口さんはこの作品では、
現代に蔓延する病理に対する「おかゆ」みたいなシンプルなもの、
健康だけで作られた芝居を書きたい!と思って作ったと。
そして、「キタ(北海道)を意識した」ということをおっしゃっていて、
なんだか納得しました。終始、白や透明感を感じるんです。
個人的には、
1人芝居というのは観るほうもなかなか勇気が居ると思ってましたが、
「普通のお芝居よりお客さんがソバにいる感じがして好きなんです」
という橋口さんのコトバが、「一人芝居」への敷居をさらに下げてくれましたね。
秋にはインディペンデントシアターでは、
恒例の一人芝居フェスもどどーんっとありますし!→コチラ
楽しみにしておきます。